相談者の方の気持ちを
少しでも軽くすること
それが弁護士としての役割
1993年に世界文化遺産に登録された姫路城をはじめ、姫路市は美術館や庭園、お寺などさまざまな観光スポットのある土地です。そんな数々の名所に囲まれた地に事務所を構えるアディーレ法律事務所・姫路支店は、JR「姫路駅」から徒歩2分、山陽電鉄「山陽姫路駅」から徒歩6分とアクセス抜群な場所にあります。支店長は鷲見敦弁護士。よく寄せられる相談内容や、相談者の方への想いなどについて、お話しいただきました。
- ご相談を受ける際に心がけていること、弁護士としてのモットーは何ですか?
-
ご相談の際に一番大事なのは、相談者の方と弁護士、相互のコミュニケーションです。そのため、相談者の方に緊張を解いてもらえるよう、話しやすい環境を整えています。そのうえで、相談者の方の状況に見合う手続をご提案し、それに伴うリスクを踏まえて、“この手続を取るべき価値”を感じてもらえるような説明を心がけています。
また、ご説明の際には、たとえば、「何年頑張れば、毎月の返済が軽くなる」「この部分の支出は見直す余地がある」など、具体的なお話をして、相談者の方にビジョンを持っていただくことも大切にしています。 - 「弁護士になってよかった」と、仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか?
-
ご相談のあと、相談者の方に「専門家の話が聞けてよかった」と言われたときは、非常に達成感があります。
現在はインターネットが普及し、自分で調べる方法もたくさんありますが、貴重な時間を割いて相談に来ていただき、少しでもお力になれたときはうれしいです。たとえご依頼いただかない場合であっても、じっくりお話しすることで相談者の方の気持ちが軽くなったならば、“弁護士としての役割”を果たせたのではないかと感じます。 - 姫路支店にはどのようなご相談内容、ご相談者の方が多い印象ですか?
-
債務整理のご相談がもっとも多い印象です。
特に、任意整理と変わらないくらい、自己破産や民事再生といった法的整理のご相談が多いことは、特筆すべきことかと思います。姫路市は地方都市であるためか、お住まいが賃貸住宅ではなく、ローンを組んでいる住宅を所有されていたり、相続不動産を所有されていたりする方が多いことが、その一因かも知れません。相談者の方については、ざっくばらんで、素朴な方が多い印象です。
また、ご自身の意見や考えが明確な方が多いので、ご相談に対する解決策を提示しやすい傾向にあると思います。
- 弁護士、また、アディーレ法律事務所に相談・依頼すべき理由やメリットは何ですか?
-
トラブルが生じたとき、または生じそうなときは、少しでも早い段階でご相談いただき、適切な解決を図ることが重要です。
しかし、相談しようにも、アクセスの悪い場所にある法律事務所では、相談に行くだけでも一苦労です。アディーレ法律事務所姫路支店は、相談者の方がお仕事帰りやお買い物のついでに気軽にお立ち寄りいただけるように、JR姫路駅の改札から1分ほどのビル内にあり、アクセス抜群です。
そして、ご相談は個室で伺っております。お話しする内容について守秘義務があることはもちろんですが、ご相談の前後に、相談者の方同士が事務所内で顔を合わせることなどもないように、プライバシーにも十分配慮した相談を実施しています。
あえて、かた苦しい言葉は使わないように、状況に合わせて、世間話なども織り交ぜながら、じっくりとお話を伺ってまいりますので、気兼ねなくご相談いただけるかと思います。 - ご相談・ご依頼いただいたお客さまとの間で、印象に残っているエピソードはありますか?
-
あるご夫婦から債務整理のご相談をお受けしたときのことが印象に残っています。
借金の当事者であるご主人は、住宅ローンで家を購入していたため、住宅ローン特例ありの民事再生の手続を選ばれました。この手続には同居人である奥さまの協力も必須です。しかし、ご夫婦はとても険悪な雰囲気で、奥さまの協力を得るのは難しいご様子でした。
ご依頼後も、ご夫婦で直接話し合うことが難しかったため、私が直接奥さまとお話しすることにしたのですが、奥さまは最初、私のことも疑っている様子でした。しかし、お話しする機会を重ね、資料が集まり、申立てが現実的になってきたころ、奥さまは少しずつ柔らかい話し方になり、ご主人にも協力的な対応を見せてくれるようになったのです。この件で、借金は「お金だけの問題ではない」ということ、そして、「借金をしている方一人の問題ではない」ということを、改めて実感しました。これからも、「一つ一つのご相談には、一人一人の生活がある」ということを心に留め、親身にご相談をお受けしたいと思います。 - 弁護士への相談・依頼を迷っている方へ向けて、メッセージをお願いいたします。
-
以前に比べ、弁護士の数が増えたことで、弁護士への相談も少しは身近なものになってきたのではないでしょうか。それでも、「この程度のことは弁護士に相談する必要がない」、「インターネットで調べれば自分で解決できる」と、弁護士に相談するのを躊躇してしまう感覚はよくわかります。
しかし、自分の状況は、案外自分が一番わからないものです。また、インターネットの情報も玉石混合で、正しい知識がなければ間違った情報を鵜吞みにしてしまうという危険性があります。 ですから、まずは弁護士へ相談してみてください。相談にどこまで意味があるかは、一人一人の状況によって異なりますが、「これからどうすべきか」という具体的な道筋が見えてくると思います。